こんばんは!
本を読んでいると、作者が傾倒している作品を読みたくなることがままあります。


ダンテの『神曲』から、ウェルギリウス『アエネーイス』。
ジョイス『ユリシーズ』から、ホメロス『オデュッセイア』。等など…。

(『アエネーイス』は解説本のみ。
 『ユリシーズ』は現在最終巻…読み終わり次第、『オデュッセイア』に移りたいところ)



今日ご紹介するシラー『群盗』は、かのドストエフスキー先生が大好きな戯曲です。




ドストエフスキー先生の作品のうち、私が読んだのは『罪と罰』と『カラマーゾフの兄弟』。どちらも主要人物がシラーに傾倒しています。

同じモチーフを複数の作品にわたって使い回しすることで知られるドストエフスキー先生ですが(私の脳内では)、2作品を読んだ後は、さすがに私も、
「ドストエフスキー先生、どれだけシラーが好きなのだ!」という…。
(でも、そんなドストエフスキー先生、私は嫌いじゃないです)


そんなご縁で『群盗』を読むことになりました。
感想。面白かったです。


『群盗』の中心となるのは、ドイツ貴族モール伯爵の家庭。

モール伯爵の長男カアル(主人公)は放蕩生活を悔い、父にゆるしを乞う手紙を送ります。ところが弟のフランツは家督を狙って父親に讒言、兄と父との間を引き裂きます。

父の赦しを得られないことに絶望したカアルは、仲間にそそのかされて盗賊団の棟梁に…。圧倒的なカリスマとともに賊たちを心酔させながら、義賊的な活動を行います。
最後、カアルは帰郷し、衝撃の真実を知りますが…。


家族のなかの葛藤がテーマになるあたり、ドストエフスキーとも重なるのを感じながら読みました。

ドストエフスキーをきっかけに『群盗』のあらすじは頭に入れていましたが、実際はただの復讐劇ではなかったのですね。


ホースカラー:クリア スウェッジライン ホースの長さ:30mmロング ホースの長さ:30mmロング GSX-R750(04-05)/GSX-R600(04-05) ホースカラー:クリア フロント SWAGE-LINE ブレーキホースキット

カアルを見ていると、高潔さに触れてしまったことのある人間の苦しみを感じざるを得ません。

カアルの率いる盗賊(=群盗)は、義賊的な活動もします。

しかし、その活動のなかで罪のない女子供、赤ん坊が殺されてしまったことにカアルは苦しみます。たとえ活動に大義名分があっても、カアルは罪の苦しみから逃れることは出来ません。


「子供になりたい!もう一度子供になりたい!」

「罪のない者!罪のない昔!見ろ、春ののどかな光を浴びに、みんな外へ出ていくではないか――なぜ、おれ独りが、この天国の悦びから、地獄の息を吸うのだろう?…」


カアルの率いるごろつきたちに、その葛藤は永遠に分からない。

そして盗賊になってしまったことそのものが、最後に悲劇を生みます。
(ここでは敢えて、具体的なことは書きません)

おう、何という愚か者だろう、このおれは、世界を暴虐の行いよって洗い清め、法律を無法によって正そうなどと誤り信ずるとは!おれは、かくのごときものを復讐とよび正義と名付けた――おれは不遜にも、おう、天の摂理よ、おまえの欠けた刃を磨ぎすまし、おまえの偏頗な党派心を常道へ戻そうと企てた――だが――おう、何んというおさない虚栄心だろう(以下略)(第5幕、第2景、209頁)

暴力的なもので世界を改める…ドストエフスキー『罪と罰』っぽいものを感じますね。『群盗』には取調官との丁々発止のやりとりは出てきませんが(笑)。

カアルが高潔な世界を最初から知らなければ、ここまで苦しまなくて良かったのではないか。善悪を越えたものを考えさせられてしまいます。



ある事件で言われた「無敵の人」ではないですが、結局人間が立ち帰るのは 14インチオッティH91系 14インチ装着車WEDS レオニス WX ブラックミラーカット 4.5Jx14ZIEX ZE914F 165/55R14、「無敵な人かどうか」なんだろうと思います。

カアルに従う盗賊は、義賊たる自分たちを誇りにしながらもやっぱろ「無敵な人」なんだと思う。

「無敵な人でない」ことは、最後のところで人を思いとどまらせてくれるかもしれません。ただカアルのように、自分は「無敵な人」だと思いこまされて踏み越えてしまった人間にとっては、それは地獄の苦しみでしかない…。

だからなんだって話でもないのでしが、シラーが「悔悛のめぐみ」なんて「美しい」話にしていないだけに、なんだかね。(そこが良いんだけど…)

運命やめぐり合わせの綾みたいなものを思ってしまいますね。



物語にメリハリを生む、「一流」の悪人たち。

この物語は、登場人物もなかなかキャラが立っています。

カアルが盗賊になるきっかけを作った弟フランツと ゲイルスピード GALE SPEED フロントホイール TYPE-R 250-12 03年-13年 KSR110 黒 28351021 JP店、カアルを盗賊に引き入れた仲間シュピイゲルヒです。


フランツは家督だけでなく、カアルの許嫁アマリアも自分のものにしようと画策します。

ときには召使を利用し、カアルが戦死したと嘘の情報を吹き込むのですが、カアルの遺品の剣に血の文字で「フランツよ、わがアマリアを捨つるなかれ!」なんて書かせたり…。

下手な手品みたいて、ここまで来ると滑稽です。

容姿や父の寵愛で、カアルのように恵まれなかったとはいえ、一つの美点も見つからないフランツ。貴族とは思えないほど、人間性も卑しい。

それでも私がフランツを「悪人として大物」だと思うのは、彼は自分のやっていることが「悪事」だと自覚していること。自覚し、それでも決心して、決行する。


圧倒的カリスマをもつカアルと戯曲上で張り合えるのは、そこだと思うのです。

自覚なく最低なふるまいに及ぶ人間は、沢山いますけどね…。ある意味強靭なメンタル。このメンタルの行く末も、終盤の山場です。



そして、カアルが率いる盗賊たち。彼らの言動はユーモラスで、ひどいことんだけど笑ってしまいます。

たとえばカアルを盗賊に引き入れたシュピイゲルヒは、とある新聞社で自分が書きたてられると、自ら新聞社に出かけていきます。シュピイゲルヒに会ったことがあるといって、知り合いの藪医者の特徴を、シュピイゲルヒ自身の特徴だとたれ込む。

実際にこんなことが起こったら、私も怒るとは思うのですが、戯曲はやたらテンポよく書かれています。このシュピイゲルヒも、見事なサイコパスっぷりで、終盤まで見せ場を作ってくれます。


場面ごとに空気のメリハリあり、登場人物の奥行きあり、ストーリーもかなり詰まっていて、退屈する間もなく読み切ることができました。ドストエフスキー先生、ありがとう!



1958年に出された岩波文庫版が「最新の訳」とのことで、おそろおそるでしたが…。
(若き日に挫折した翻訳の何冊かは岩波であった…。私はそれ以来「恐怖の岩波」と呼んでいるのです)

読み始めてみたらビックリ。
テンポよく、流れも自然で、たまたま『群盗』は難しい漢字も少なく…と プーラー・圧入工具 46-1-A 2本アームプーラー(強力) 300mm KUKKO、最後まで楽しく読めてしまいました。読後感は、翻訳に関しては拍子抜けであります。


岩波書店以外に出ていない古典は、今も沢山あります。怖がらずに手を取ってみようかな。




※ドストエフスキー『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』の感想記事は、こちらです。良かったら、

SWAGE-LINE スウェッジライン フロント ブレーキホースキット ホースの長さ:30mmロング ホースカラー:クリア GSX-R750(04-05)/GSX-R600(04-05)


ホースの長さ:標準 / ホースカラー:クリアはこちら
ホースの長さ:50mmロング / ホースカラー:クリアはこちら
ホースの長さ:100mmロング / ホースカラー:クリアはこちら
ホースの長さ:150mmロング / ホースカラー:クリアはこちら
ホースの長さ:200mmロング / ホースカラー:クリアはこちら
ホースの長さ:標準 / ホースカラー:ブラックスモークはこちら
ホースの長さ:30mmロング / ホースカラー:ブラックスモークはこちら
ホースの長さ:50mmロング / ホースカラー:ブラックスモークはこちら
ホースの長さ:100mmロング / ホースカラー:ブラックスモークはこちら
ホースの長さ:150mmロング / ホースカラー:ブラックスモークはこちら
ホースの長さ:200mmロング / ホースカラー:ブラックスモークはこちら

※リンク先に商品がない場合、すでに完売している商品となります。予めご了承ください。

■商品番号
BTF518

■商品概要
フロント用
ホース素材:ステンメッシュ(テフロンチューブ)
フィッティングカラー:ブラック(電解発色)
フィッティング素材:ステンレス
フルード[有/無]:有
タイプ:hスタイル
ノーマル取り廻し
【付属品】
・ホース類
・フルード
・取付説明書
・製品保証書
ホース1:[20]+SF-SF+[20]/650[690]
ホース2:[20]+SF-SF+[20]/500[540]


ホースの長さ:30mmロング ホースカラー:クリア

■適合車種
▼SUZUKI
GSX-R750(04-05)/GSX-R600(04-05)

■詳細説明
プロト独自のスカート&ダンパー構造と信頼のカシメ方式を採用し、高い安全性を誇るスウェッジラインブレーキホース。
多彩なカラーパターンでオリジナリティを演出します。
ステンメッシュホースで抜群のブレーキタッチを実現。
先端パーツが脱着できるので、取付が簡単、カスタムにも対応が容易です。
塗装でも、着色でも、メッキでも無い。
ステンレスの金属感を活かした電解発色を採用。
1. 色あせしない。
アルマイトと違い、染料を使うわけではありません。
2.剥がれない。
塗装とは違い、塗膜ではないので、剥がれるという概念すらありません。
3. 美しい金属感
機械加工されたステンレスフィッティングに電解発色処理を施す事で、渋みのあるマットブラック仕上げが実現します。
4. 対候性に優れています。
高級ブランド店舗の外壁や看板等の建築資材にも用いられる電解発色。建築資材から高級カメラの精密部品まで様々な業界でステンレスの黒色発色実績豊富な国内業者にで施工しています。
《電解発色とは》
ステンレスの表面はごく薄い酸化皮膜(1000分の5μm=0.000005mmm)に覆われており、この皮膜がステンレス特有の錆びにくさを形成している。
入射光(L0)は、酸化皮膜表面で反射するL1光と素地表面で反射するL2光に分かれる。
L1光とL2光は互いに干渉しあい、干渉度合いにより色を形成する。
つまり酸化皮膜を成長させ厚みを増すことで干渉度合いが変わり、ステンレスは様々な色に発色する。
電解発色は、電気的酸化力でこの酸化皮膜を成長させることにより、様々な色を安定的に出すことが出来るのです。

■注意点
※ブレーキフルード200mlが付属されています。
※製品の取り付けは必ず説明書の指示に従って確実に取り付けしてください。
※製品の取り付けは自動車分解整備事業における認証工場で行ってください。
※取り付け上の理由、要因による事故やトラブルに関しては、一切の責任を負いません。
※ハンドルおよびキャリパーなど純正部品以外のものに交換している場合は取り付けが出来ないことがございます。
※ホース長はノーマル状態で合わせております。
※[ ]付で記入されているフィッティングはバンジョーアダプターとなります。全長表記についても[ ]付きで記載の数値はバンジョーアダプター組み付け時の全長です。
※画像1はフィッティング・ホースカラーのイメージです。実際の商品と形状が異なる場合がございますのでご注意下さい。

、ご覧くださいませ♪

①『罪と罰』
亀山郁夫訳『罪と罰1』:これ以上、行き場のない女性たち
亀山郁夫訳『罪と罰2』:デスノートを見ているよう。
亀山郁夫訳『罪と罰3』:同じモチーフを使い倒す名人、そして罪と罰の行方…。


②『カラマーゾフの兄弟』
亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟1』クズと切り捨てきれないフョードル
亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟2』イワンが全面に出てくる巻。
亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟3』長男ドミートリ―の魅力
亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟4』アリョーシャ、覚醒!?
亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟5』エピロローグと解説、その感想
『カラマーゾフの兄弟』の魅力:こういう人、今もいるよね。



『カラマーゾフの兄弟』は分量が多いぶん、記事もボリューミーになりました…。
いずれも、亀山郁夫先生の訳。とても読みやすかったので、オススメです。

ドストエフスキー
光文社
2013-12-20